和音感とコード進行感のしくみ(その2)

こんにちは!

とるげです🤘

 

今回の記事では、コード進行感のしくみを

お話致します。

 

前の記事でもお伝えしました通り、

和音感よりもより大事なコード進行感です。

 

さらに仕組みの理解は上達への近道になるので

間違っても読み飛ばすという選択肢を

とらず、しっかりと熟読して憧れの耳コピ

習得しましょう!

 

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今回の記事はコードの名前が

たくさんでてくるので、鍵盤で実際に

弾いてみながら読んで欲しいです!

 

コード進行というのは4つのセットで考えます現代のポピュラー音楽はこの4つセットの

コード進行が重要な役割を果たします。

 

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どういうことかというと、

この4つのポジションのどこにそのコードが

位置するかでコード進行の雰囲気は全く違う

ものになってくるということです。

 

たとえば、

F→G」というコード進行について考えます

 

4つのポジションによって実際に

このコードの雰囲気は変化するのでしょうか?

(実際に弾いてみながら読んで欲しいです!)

 

分かりやすいように

以下の図のようにポジションを振り分けます

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まず1回目は、

3rd,4thポジションにあった場合です。

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このときは、「F→G」の盛り上がって

さらに盛り上がるという2段階のアゲが

ある感じがしますね!

 

次は、2nd,3rdポジションにあった場合です

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どうでしょうか?

このポジションだと「F→G」でつながっている

というよりは「Am→F」「G→C」のように

二つの繋がりがあるような印象が大きいです。

 

つまり、

「1st-2nd」のつながり、

「3rd-4th」のつながりは強いのに対し

「2nd-3rd」のつながりは弱いということです

 

この偶数の感覚がコード進行感の上で

とても重要な感覚になります。

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たとえ、同じ「F→G」という進行でも

ポジションによってその意味は

全く違うものになるということですね。

 

例に出したコード進行はどれも似てますが

全く別の機能を持ったコード進行なのです。

 

音楽的な機能が違うのなら、

それらは別物として覚えて、

別物としてとらえなければなりません

 

それがこの4つのコード進行が作る展開の

意味しているところなのです。

 

さらに引きで見てみると

8つのコードのまとまりのようにさらに

大きな枠組みで考えることもできます。

 

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この場合は4つのまとまり同士の区切り感は

さらに強いものになります。

 

これらの仕組みが

曲全体のわかりやすさや美しさを支えている

のです。

 

さて、ここまで散々コード進行の

「盛り上がる感じ」「盛り下がる感じ」という

感覚の話をしてきましたが、いったい

これらの起伏は何で決まるのでしょうか?

 

実はコード進行の起伏が作られる理由は

コードの機能というとので説明できます。

 

みなさんは、

「トニック」「サブドミナント

ドミナントなどという言葉

聞いた事ありますか?

 

たーくさんの種類があるように思える

コード進行も実はこの3種類の機能に大きく

分類することができるのです!

 

3つの印象を日本語で説明すると、、

 

トニック(T):落ち着いた安定感

 

サブドミナント(S):中くらいの高揚感

 

ドミナント(D):落下寸前のような不安定感

 

と言った感じです。

 

例として、

こちらのコード進行を上げておきます。

鍵盤で弾いてみてください!

 

機能    : T→S→D→T

コード: C→F→G→C

 

TSDの感覚何となく掴めたと思います。

 

ちなみに、ハ長調でのコードを

これらの3種類に分類すると

 

・トニック(T)             :C,Am

サブドミナント(S)  :F,Dm,Bdim

ドミナント(D)         :G,Em

 

上にあげたのはダイアトニックコードですが、

もっと種類はたくさんありますし、

二つの感覚を持つコードも存在します。

 

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いかがでしたでしょうか?

 

 

なんのこっちゃってなった方もいると

思いますが、「こういう感覚を目指すのか」

という話をまず頭で分かってもらえれば

大丈夫なのでご安心ください。

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました🎹