和音感とコード進行感のしくみ(その1)

 

こんにちは!

とるげです🤘

 

今日は、前回お伝えした

和音感とコード進行感のしくみについて

お話します!

 

しくみを理解すると

より深い学習が可能になります。

あー、いまこの部分が身についてるなー

意識することがとても大事だからです。

 

記事を読み込んで、

その意識の感覚を研ぎ澄ましてみてください!

きっと今後の耳コピや即興演奏に役に立つと

思います!

 

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まずは、和音感のしくみからです。

 

和音を聞き取るという感覚が

よくわからない方に図解してみました。

 

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ひとつの和音の中に

重要度のランキング影響度合いの階層

というものが存在します。

 

つまり、

和音感の中のどの音がどんな印象を与えるのか

という個々のレベルがあるということです。

 

最も強い影響力を持つものは、

図にもある通りベースです。

 

ベース、つまり一番下で鳴っている音

ということですね。

 

ベースがどの音かでそのコードがもつ雰囲気の

土台が決定されてしまいます。

 

ベースより上に乗る音たちは、

そのベースが作り上げて雰囲気の中での

さらに細かい性格付のようなものなのです。

 

たとえば、

カレーは中の具材やスパイス、辛さが異なって

いたとしても、それらは全てカレーですよね

突然、カレーが牛丼になったりしません。

 

同様に、

ベースの上に乗る音を

いろいろと変化させても

そのベースが作り上げる性格は変化しません

 

メジャーだろうがマイナーだろうが

セブンスだろうがディミニッシュだろうが

音の配置(ボイシング)が変わろうが

全てベースの作り上げる雰囲気に収まります

 

したがって、

和音を聞き取る上で最初にやるべきなのは

ベースの音を聞き取るという作業なのです。

 

ベース音さえ聞き取れれば

そのあとは「和音の種類」「音の配置」

聞き取りをします。

 

和音の種類というのは、マイナーセブンスとか

メジャーセブンスとかそういうやつですね。

 

和音の中には

「ルート、3度、5度、7度、9度...」などが

存在しこれらをピッチクラスと言ったりします

 

このピッチクラスが上に行くほど

印象への影響は小さくなります。

 

たとえば、最初の3度は

メジャーマイナーかを決める

割と大きな影響を与えます。

 

対して、9度くらいになると

テンションと言って、性格は大して変わらず

少しオシャレな雰囲気を持たせるくらいです。

 

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初心者の方々が勘違いしがちなのが

コードは左手で弾くもの、コードは決まった形

でしか出てこないということころです。

 

コードと言うのは音の組み合わせのことなので

たとえば、Cというコードなら

 

「Cの区間はドミソが主役だけど、その音を使うタイミングや順番はなんでもいいよ!」

 

くらいのゆるめの概念なのです。

 

これがボイシング(音の配置)といいます。

音感のレベルが上がれば、どの音がどの地位に

配置されているかまで聞き取れるように

なりますが、最初は気にしないで大丈夫です。

 

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いかがでしたでしょうか?

今回は和音感のしくみをお話しました!

 

 

次回以降の記事では、コード進行感のしくみを

解説したいと思います。

 

 

最初に言った通り、しくみの理解は

習得への道をグッと縮めてくれますから、

今すぐこの記事を読み込んでみてください。

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました🎹